３月の幹事会では、小林代表幹事からの挨拶に続き、会員異動について審議を行い、満場一致で承認されました。引き続いて、事務局より後援名義申請（企業の未来プロジェクト２０２４、東北風土マラソン２０２４）、2023年度決算見込み、2024年度事業計画（骨子案）について報告を行いました。

その後、岡山幹事より３月１９日に日本銀行が発表した金融政策の枠組みの見直しについて発言があり、それを踏まえて、観光や飲食、小売りに関係する業種の幹事を中心に、県内の景気動向について報告があり、それらを踏まえて意見交換を行いました。また、2024年の事業計画について、新たに提言委員会を組織して年度中に提言を行うことについても決定しました。

仙台国際空港株式会社の設立当初から関わってきた顧問の岡崎克彦氏に、仙台空港のこれまでの8年間と東北の観光がいかにあるべきかについて、ご講演いただきました。
岡崎氏は、東北はインバウンドの方々が日本に求めるイメージの集積地であり、東北ならではの魅力をアピールしていくことを提案。さらにこれからの時代のキーワードとしてNature Positive(環境にとってポジティブにしていくこと)や、Regenerative tourism（訪れた土地の状況をより良くするような旅行）を紹介されました。
また、観光業界の高生産性・高賃金の実現や外国人旅行者拡大の恩恵享受と持続可能な地域社会の発展の追求、気候変動の影響の受容、多文化共生社会を形成するにあたっての議論の必要性も述べられました。

【岡崎克彦氏　略歴】

1959年生まれ。1983年3月 学習院大学法学部卒業。1983年4月 日本輸出入銀行（現　国際協力銀行）入行。2006年8月 同行 環境審査室長。2008年10月 独立行政法人国際協力機構　審査部長。2011年10月 豊田通商株式会社 入社 エネルギー・インフラプロジェクト部　部長補。2013年4月 同社 プラント・プロジェクト第二部 部長｡2015年11月 仙台国際空港株式会社取締役。2016年 仙台空港ビル株式会社取締役　仙台エアカーゴターミナル株式会社取締役　仙台エアポートサービス株式会社取締役。2016年7月 仙台国際空港株式会社　取締役営業推進部部長。2018年9月 同社 取締役航空営業部長。2023年6月 同社 顧問。現在に至る。