今月の幹事会では、小林代表幹事からの挨拶に続き、会員異動について審議を行い、満場一致で承認されました。

引き続いて、事務局から後援名義使用申請（2024SENDAI 光のページェント）について報告を行いました。
その後、小林代表幹事より、JSMCの宮城県からの半導体工場建設計画撤退を受けて、来年2月に予定していた熊本視察の中止について報告があり、引き続いて事務局より、現時点での各委員会の活動状況や今後の活動予定について報告を行いました。

その後の意見交換では、まず青森で開催された東北・北海道ブロック会議に参加した幹事から感想、委員会活動に関する委員長からの補足の説明がありました。

その後、日本銀行の岡山支店長より2024年10月支店長会議における各地域からみた景気の現状について報告があり、それを元に参加した幹事より地元の景況感や問題意識について発言がありました。

今回は、企業の競争戦略について長年研究されている楠木建氏を、講師としてお招きしました。楠木氏は、時代の変化を過剰に捉えていると、判断を誤る可能性があると示唆。また、短期利益ではなく長期利益をゴールにすれば、雇用を守ることができ、株価も上がり、企業として最大の社会貢献ができると説明されました。さらに、経営者の仕事は競合他社との違いをつくることであり、それに伴い何をやらないかを責任を持って判断する必要があると、事例を挙げて述べられていました。

【楠木建氏　略歴】

一橋大学大学院商学研究科修士課程修了（1989）。一橋大学商学部専任講師、同大学同学部助教授、同大学イノベーション研究センター助教授、ボッコーニ大学経営大学院（イタリア・ミラノ）客員教授、同大学大学院国際企業戦略研究科准教授を経て、2010年から現職。

【外部委員等】

経済産業省産業構造審議会委員、組織学会理事、日本取締役協会エマージングカンパニー委員会副委員長（現任）、全日本空輸株式会社経営諮問委員、ブックオフコーポレーション株式会社取締役、ポーター賞運営委員（現任）、マネックスグループ株式会社アドバイザリーボード、旭硝子株式会社経営諮問委員（現任）、みさき投資株式会社経営諮問委員（現任）、りそな銀行資産運用アドバイザリーコミッティー、スカイマーク株式会社取締役（現任）、野村マネジメントスクール理事（現任）などを歴任。