Monthly Report No.452

幹事会だより

2025年11月28日

11月の幹事会は小林代表幹事、西井代表幹事の挨拶から始まり、高市政権の状況及び物価高についての意見をいただいた。 その後、会員異動を審議・決議を行った。報告事項としては事務局から11月10日開催の全国代表幹事円卓会議で承認された「第38回全国経済同友会セミナー土佐大会」の概要及び「IPPO IPPO NIPPONプロジェクト 能登半島支援 第3期活動」について報告を行い、実際に参加した西井代表幹事からも感想をいただいた。その後、各委員長より委員会の活動内容を報告した。意見交換では日中関係の影響が各業界に出ているのか、今後の賃上げについての意見交換があり幹事会を終了した。

例会DIGEST

若者のチャレンジ促進による
地域経済活性化に関する
連携協定の現状
VFJから会員企業の会社に
就職した学生の紹介

小松洋介 氏

一般社団法人VENTURE FOR JAPAN 代表理事
小松洋介 氏

成長意欲の高い新卒・第二新卒の若者が、地方企業の経営者直下の事業担当や事業責任者として、2年間の期間限定就職をするという就職サービスを提供しているVENTURE FOR JAPAN。今回はその代表理事である小松洋介氏に、仙台市と仙台経済同友会、株式会社経営共創基盤と結んだ連携協定の進捗状況を説明していただきました。その後、就職サービスを利用した4人の方々が現在の仕事や、そのやりがい、将来の夢などについて語られました。

【略歴】

1982年仙台生まれ。2005年(株)リクルートへ入社。2011年の東日本大震災を機に(株)リクルートを退職し、被災地となった宮城県女川町の女川町復興連絡協議会にて、復興提言書(民間版復興計画)の作成や事業再建・企業支援を行う。2013年4月には特定非営利活動法人アスヘノキボウを設立し、代表理事。2014年4月には女川町商工会職員として、まちづくり担当を兼任。地域課題ごとに国内外のセクターを超えたチームを組成し、起業支援、経営支援、関係人口創出・移住促進、地域課題分析データ事業、地域づくりのインパクト評価、予防医療など多岐にわたる事業を行ってきた。2022年3月末にアスヘノキボウの代表理事を退任し、理事。2020年11月より「起業家志望の新卒・第二新卒が地方企業の経営直下の事業責任者として就職する」サービスを行う、一般社団法人VENTURE FOR JAPANを設立し、代表理事として事業を推進している。【受賞歴】2014年 AERA「日本を突破する100人」。2015年 日本青年会議所 人間力大賞 経済産業大臣賞。2017年 復興庁「新しい東北」復興顕彰。2017年 Forbes Japan「ローカルイノベーター88人」。2017年 日本財団 ソーシャルイノベーター。2019年 Forbes Japan「日本のインパクト・アントレプレナー35」。 2020年 Forbes Japan「NEXT100」。

石川翔太郎 氏

株式会社K-SOCKET
石川翔太郎 氏

はじめは、株式会社K-SOCKETの石川翔太郎氏が発表しました。

現在は、プランニングチームのプランナーとして、プロポーザル案件のリサーチから実際に企画をして提案なさっているそうです。行政とともに事業を創りながら幅広い業務を行うところに非常に大きなやりがいと、ご自分の成長を実感しているとのこと。また、宮城県の委託事業である「商店街NEXTリーダーセミナー」の運営も行っており、自分の今後の方向性を考えるヒントにもなっているとお考えでした。将来は、社会性のある事業が経済的に評価され、持続可能なビジネスとして成り立つような仕組づくりや支援などをしていきたいと述べられていました。

松島 大智 氏

株式会社カネサ藤原屋
松島大智 氏

次は、株式会社カネサ藤原屋の松島大智氏でした。

現在は、人事の仕事として大学生の採用に力を入れつつ、受注課の業務改善に取り組んでいらっしゃいます。新卒にもかかわらず対等・平等に意見を受け入れてもらえることが嬉しいとのこと。業務改善案についてのフィードバックから気づきを得られているので、この会社にいれば成長できるという実感をお持ちだそうです。また、完成しつつある業務改善案を、受注課だけでなく他部署でも使えるよう汎用性の高いものにしたいとのことでした。将来については、どのような選択を自分が取ったとしても藤原屋及び酒類業界に貢献したいとお考えでした。

辻将希 氏

有限会社川口納豆
辻将希 氏

三番目は、有限会社川口納豆の辻将希氏でした。

現在は、もみ殻を使って炭を製造する仕事や製炭のマニュアル作り、米の生産業務や、納豆製造の業務をなさっています。最もやりがいを感じたのは、マニュアルに修正を加えて、炭の原価を下げることが可能になったときとのこと。今後は、長く炭化事業を続けることができる土台を作るための仕組みづくりや、ビジネスとして成立させるための主力商品の創出などにも力を入れていくそうです。また、社長の思考や行動の意図を分析しながら仕事に取り組み、自分が経営者になったときの意思決定に活かしていきたいとも話されていました。

古川電気工業株式会社
川上理央 氏

最後は、古川電気工業株式会社の川上理央氏でした。

現在は海外の新規事業の推進や国内での省エネ商材の営業、イベント運営を行われています。お客様のところに伺い話をすることに、やりがいを感じているとのことでした。目標は、やり取りをしている海外や国内での案件の契約を今年度中に結び、来年度はさらに契約を増やし、店舗展開をしていくこと、この2年間において仕事関係で出会った方々や、ご自分のご家族に恩返しができるような仕事の仕方をすることだそうです。

人生の夢としては、自分が幸せになることや、情熱を注げるものに取り組むことと語られていました。

会員情報

会員総数350名(2025年12月15日時点)

※今月の「マイ仙台暮らし」は休載します。