
明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染拡大やロシアによるウクライナ侵攻を背景としたグローバルレベルでの供給制約がインフレ圧力を招き、国内外の経済に大きな影響を及ぼしました。国内経済については、ウィズコロナの生活様式の定着や10月からの全国旅行支援の開始、入国制限の緩和により、旅行や外食等のサービス消費を中心に改善が見られました。しかし、円安・輸入価格の上昇が企業や家計の実質所得の目減りを招き、加えて、先行きへの不安感、食やエネルギーに対する安全保障上の危機感が、国内で一層高まりました。
一方、経済以外では、4年に一度の祭典であるサッカーW杯カタール大会において、日本代表は強豪国を次々に撃破する「ジャイアント・キリング」を起こし、世界中を驚かせました。また、県内では仙台育英高校が東北勢として春夏を通じて初めて全国高校野球選手権大会で優勝し「喜び」と「感動」をもたらし、改めてスポーツの素晴らしさと最後まで諦めないことの重要性、困難にチャレンジする大切さを教えてくれました。
こうした中、当会では各種感染対策の徹底を行いながら、例会・交流会を開催し、各委員会においては、地元企業の魅力を大学生に伝えるプロジェクト「東北キャリアゼミ」や、会員企業をモデルとした「ものづくり研鑽活動分科会」などを開催することで、会員の皆様との活発な交流の場を創出いたしました。また、昨年10月には会員企業の社員を公立中学校の運動部に指導者として派遣する事業「部活動支援プロジェクト」をスタートさせております。2023年度からの開始を予定しておりますが、メディアからの注目度も高く、会員企業の皆様のCSR活動の強化や人材確保の安定化に繋がるものと期待しております。
今年も経済環境は難しい局面が続くと思われますが、地域の成長や発展に向け、委員会活動などを通じた課題解決に注力したいと考えております。
最後になりますが、本年も当会への変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。